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2013年12月28日

建築から日本人の精神性が見える。

どうもこんにちは。

皆さんは黄金比って言葉聞いたことありますか?

その名のとおり美しく見える比率のことで、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画や

ミロのビーナス、凱旋門など建築物にも使われています。

有名なものではギリシャのパルテノン神殿がありますね。



1:1.618は宇宙空間で最も美しい数値とも言われています。

西洋の芸術と言われるものによく使用される数値ですが、

我が日本でも古くからある比に囲まれて囲まれて生活しています。

それは 「白銀比」 です。

1:1.414の比で風呂敷やA判用紙、菱川師宣の見返り美人図などなど…

1.414でピンと来た方も見えるかと思いますが、数学でやった正方形の対角線1:√2です。

この正方形が日本人には馴染み深いのです。

平安京の綺麗な碁盤の目状の都市であったり、木造建築を語る上では切っても切り離せない数値です。

古来より丸太から効率よく木出しする為や、屋根の勾配を出すために「さしがね」という道具を使い、


√2≒1.414を使用してきました。もちろん建築物のプロポーションにも使用されています。

有名なものでは法隆寺の金堂、五重塔の幅の比も1:1.414なのです。



1:1.414は自然で安心、安定感のある数値と言われています。

西洋では宇宙空間で最も美しい数値が多いのに対し、我が日本は自然で飽きのこない数値が溢れている。

まさに白銀比という名前ぴったりの渋い感性だと思いませんか?

日本人が美しいと感じる感性は「完全なもの」を求めるより身体と自然が一体となることこそを求めているのかもしれない。

それを日本の文化や木造建築は教えてくれる。



…おぉ、一番納得しました…。

いばた






  

Posted by 井上工務店 at 22:59Comments(0)その他